鼻に関する病気

嗅覚障害

「嗅覚」(きゅうかく)は、動物が匂い知覚する能力です。視覚や聴覚ほど重要視されていませんが、我々が日常生活を送る上で欠かせません。匂い感知できないとなると、香を楽しむことができず、食事も味気ないものとなり、生活から潤いがが減ってきます。また、ガス漏れや火災の発見が遅れたりするなど、普段の生活で支障が出てくる場合もあります。


では、「この匂いを感じ取る仕組みはどうなっているのか?」それを見てみましょう。鼻腔の天井に「嗅粘膜」という組織があります。鼻の穴から入ってきた匂いの素はこの嗅粘膜に付着し、その刺激が「嗅神経」を通じて、大脳の「におい中枢」に伝達されることで、私達は匂いを感じ取ることができるのです。


風邪をひいて鼻がつまると、誰しも匂いが分からなったり、匂いの感覚が鈍ってきます。しかし、風邪をひいていないのに匂いがしない、或いは風邪が治った後も匂いの異常が続くようである場合は注意が必要です。嗅覚障害の可能性があり、匂いを感じる経路のどこかに異常があると推測されます。


即ち、嗅覚障害には「呼吸性嗅覚障害」「末梢性嗅覚障害」「中枢性嗅覚障害」の3つがあります。呼吸性嗅覚障害は鼻の病気が原因で、鼻の中の空気の流れが阻害される場合、末梢性嗅覚障害は嗅粘膜や神経に障害がある場合、中枢性嗅覚障害は嗅球や大脳に障害がある場合にそれぞれ発症します。


嗅覚障害の程度には差があり、障害箇所によっては完全に治らない場合もあります。ほっておくとドンドン悪化していくので、異常を感じたら早めの検査が必要です。