鼻に関する病気

鼻前庭湿疹

鼻腔の入口で、鼻毛の生えている部位を「鼻前庭」(びぜんてい)といいます。名称から、この鼻前庭にできた湿疹を「鼻前庭湿疹」と言います。慢性副鼻炎・急性/慢性鼻炎・アレルギー性鼻炎などが原因で起こります。


これらの病気にかかると、絶えず分泌物や鼻水が出てくるため、鼻前庭が常時濡れた状態になります。また、鼻に違和感を感じたり、かゆみを感じて鼻をこすったりすることにもなります。そうすると、その刺激によって、鼻前庭が赤くただれることになり、湿疹ができるのです。皮膚が渇いてかさぶたがついたり、ひびができるなどの症状もでることがあります。


感染部が小さければ自然に消える場合がありますが、むやみに鼻いじりをせず、患部が大きくならないうちに、早い治療」が望まれます。治療としては、「ステロイド軟骨」が最も有効な方法です。


ステロイド軟骨は湿疹・皮膚炎の他、かぶれ・虫さされ・ただれなどにも使用できます。比較的、症状がひどい場合や薬が効きにくい部位(鼻入口付近)も使用できます。ステロイド軟骨を患部に1日3回塗り、鼻に触れないように注意していれば、2~3日ぐらいで治るのが一般的です。


鼻水が止まらない場合は鼻炎の薬も併用します。どうしても鼻をいじってしまう子供の場合は爪を清潔にして、薄手の手袋をはめ、鼻のひっかけなくする場合もあります。再発防止のため、まずは専門医のもと、原因となる病気の治療をきちんと行うことが大切です。