鼻に関する病気

鼻茸

鼻茸(はなたけ)とは、鼻腔にできる良性のポリーブ(腫瘍)のことです。別名「鼻ポリーブ」と言います。鼻茸のできる数は1個だけの時もあれば、複数個できる場合もあります。


鼻茸ができる原因は、アレルギーや細菌感染が深く関わっているのではないかと言われています。アレルギーの原因物資や細菌によって、鼻腔の粘膜が刺激されるとそれらをやっつけようとして、顆粒球(かりゅうきゅう)が増加します。


すると、顆粒球内の「ヒスタミン」などの化学伝達物資が放出されます。これらの化学伝達物資が粘膜に作用して粘膜の血管が拡張したり、むくんだりします。結果、粘膜が腫れて、その一部がキノコのように突き出して、鼻茸になると言われています。


ということで、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎にかかっている人に鼻茸は見られます。鼻茸は悪性の腫瘍ではないため、命に関わるようなことはないのですが、色々な症状が表れます。最も多いのが鼻づまりです。空気の通り道である「中鼻道」の粘膜にできることが多いため、鼻づまりや鼻声になるのです。


また、鼻茸の中には、匂いを感じ取る「嗅列」を塞ぐものもあります。そうした場合、嗅覚障害が発生します。鼻茸は他の病気との合併症となることが多く、このような症状を感じたら、やはり専門医の受診するのは勿論です。悪性の腫瘍との診断も難しいため、きちんとした検査が必要で、早急な治療が望まれます。薬物療法で治せる場合もありますが、それで治らない場合は内視鏡を用いて鼻茸を摘出するのが一般的です。